Travel Alone 西小岩

2月:平将門

2月17日(金)

 吉川英治の「平の将門」を初めて読みました。
 坂東の暴れ武者というイメージがありましたが、それがすっかり変わりました。
 ただ、時代の風雲児だった印象は変わりませんが、運命に翻弄された生涯だったのでしょう。


国王寺
 天慶3年(西暦940年)2月14日、平将門は、この地で38歳の生涯を終えました。
 今から1077年前のことです。


大生郷天満宮
 菅原道真の三男、景行に助けられたことがあるという。
 その菅原景行が創建した大生郷天満です。
 「おおのごうてんまんぐう」と読みます。 知りませんでした。


大宝天満宮
 ここで天慶2年(西暦939年)に坂東八国掌管の祝典を開きました。


延命寺
 平将門の菩提寺と書いてありますが、それらしい墓標等は、見つかりませんでした。


豊田館跡

将門の像
 二つの石碑とも将門公苑内にありますが、この公苑には、かなり行き辛いものがありました。石毛駅から石毛橋を渡り、将門川を渡ったあたりで左折するのですが、自動車が入って行けるのかなと思わせるものでした。
 その路地をようやく曲がり、住宅地を抜け、辿り着きましたが、観光バスも通れないような道で、観光地として成り立つのか疑問です。
 1976年のNHKの大河ドラマになった「風と雲と虹と」の舞台になった場所としては、お粗末な感じです。大きな記念碑がありますが、案内板もないので、誰も見に来る人がいないようです。


桔梗塚
 関東鉄道常総線「稲戸井駅」から国道294号に出て、少し左に行った畑の中に樹木で囲まれるようにして「桔梗塚」があります。
 ここだけ何かに取り残されているようでした。


 平成29年